転職エントリー:野村證券を3年半で辞め、25歳で起業して2年間やってきて今思うこと
大企業を辞めて起業し、2年、それなりの成功を見たものの、また彼の心の中に浮き上がってきた感情とは
職種 | 前職 | 新職 |
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企画・新規事業 | 野村證券 | 起業 |
「起業する」ことに対する憧れというのは、昔からあった。高校生や大学生の頃から、ただ漠然と「将来は起業したいな」なんて思っていた。でも、当時の自分は、そんななんとなくの憧れじゃ何もできないことも分かっていたし、ごくごく普通の、平凡な人間であることも分かっていた(今もですが)。 きっとそんな漠然とした憧れを持っている人は、僕だけじゃなくてたくさんいると思う。
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2年目、3年目となるうちに、良くも悪くも僕は会社に染まっていき、いつのまにか僕の中では会社が世界になり、その世界の中で上を目指すことが僕の目標になっていた。この頃から、今会社を一緒に経営している幸太郎さんとは、起業しよう、何か事業を立ち上げよう、という話はしていたのだけれども、当時神戸にいた僕は、本音を言うと、話半分どころか、女の子とのデート中の会話くらい身を入れずに話をしていたような気がする。
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僕は上司のパシリのような形で、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズの方々と関わることができた。僕の上司もその一人ではあったが、ここで会った人たち、ここにいる人たちは、基本的にはみんな「壁の向こう側」の人たちだった。 僕はこの時、「壁の向こう側」に憧れていたことを思い出し、また、初めてリアルに「壁の向こう側」の人たちを知った。
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27歳にもなって、やりたいこと探し、自分探しの旅にでも出たような感じだ。 こんなことができるのもすごく幸せだなと思いながら、僕は観光もせずにのんびりと過ごした。たぶんこれは、僕が高校生、大学生の頃、なんとなく憧れていた「壁の向こう側」の生活の一つだったと思う。でも、実際、そんな壁の向こう側にいったところで、何も満たされないし、面白くもないというのはすぐに気がついた
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